Indeedは、常に求職者を一番に考えています。技術チームが求職者に意識を向けるのを促すための試みの一つとして、Indeed ユニバーシティ (以下 IU) と呼ばれるプログラムがあります。これは、新入社員に Indeed の開発文化に慣れ親しんでもらうための研修プログラムです。
IU を行うメリットは誰にあるのでしょうか?求職者を助ける体験は、採用企業にとっても役立つでしょう。IU では、プロダクトのブレインストーミングや開発セッションの間、常に求職者のことを考えるように、新入社員に研修を行っています。
12 週間に渡る IU プログラムは、スタートアップのビジネスモデルに則したものとなっています。参加者はプロダクトのアイデアを生み出したり選ぶ新しい方法を、自由にイノベーションすることができます。それぞれチームを作り、最も可能性をあるものを開発していきますが、これらは全て実際に Indeed のプロダクトに採用されることもあります。チームごとにテストや分析を行い、 CEO や CTO、そして社長も含む先輩社員の指導のもとで、開発サイクルを繰り返していきます。
IU 参加者は、データ・ドリブンな意思決定をすることの価値を学んでいきます。計測可能な目標を作り、求職者に対するプロジェクトのインパクトを調べます。また、それぞれのチームは失敗するチャンスも与えられています。これはどういうことかと言うと、失敗をきちんと受け入れ、そこから学び、ポジティブなユーザー・インパクトに向かって努力していける、そのような能力を Indeed では育てているのです。
その価値を体現し、自分達のアイデアを実行したいという意欲を持つチームは、インキュベーター投資委員会 (Incubator Investment Committee) に対し、資金調達のための提案を行えます。過去には、JobsNearby という 2015 年の IUで生まれたプロジェクトが、最終的に Job Spotter というアメリカ、オーストラリア、イギリスで人気のアプリになり成功しました。
求職者のニーズにもとづき、データで実証された革新的なソリューションを生みだすことで、 Indeed は驚くような体験をお客様に提供しています。こうした指針となる考え方を、入社時から新入社員にしっかり教え込むことが大切だと考えているからこそ、Indeed ユニバーシティは Indeed にとって非常に重要なものとなっているのです。